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裸グラスウール+別張り気密・防湿シートとすべし!

和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、

山下木造建築店です。


休みの日に少しずつ進めていた当店事務所

(暗いので「暗い部屋」と名付けました。安易!)

の改装工事がようやく完了です。

(完成写真はこちらです。ぜひご覧になってください。   

            →≪暗い部屋(山下木造建築店 事務所)≫ )


建物自体はお見せできるようなものではないので、

せめてこの部屋だけはキレイにしてお客様をお迎えできるようにしよう!

という目的でスタートしました。

ですので今後来てくださる方は、

この部屋以外は薄目で見ていただけると誠にありがたいです。


↓ 解体前。

天井にシーリングライトが設置された往年のスタイル。

合板フローリングにビニールクロスという、まったくこだわってなかった内装。

これを杉の床板や天井板、家具、造作材、すべて国産の無垢材を見せつつ、


「薄暗がりの中 微かな明かりを灯し その陰翳を楽しむ部屋」


に変えていきます。



まずは他の部屋に粉塵が飛ばないように養生してから内装を全撤去。

この際ですので床、壁には倉庫に眠っていた一昔前の断熱材を施工します。


床は押出法ポリスチレンフォームⅢ種65mm、


壁は高性能グラスウール16K 105mm。

普段、袋に入っていないグラスウール+別張り防湿・気密シートを

標準仕様としていますが、

在庫を使ってのリフォームのため、袋入りグラスウールを充填しました。

久しぶりの袋入りですが、施工は思いのほか大変。

筋違廻りや胴差・床との取り合いはもちろんのこと、

特に躯体に胴縁を取り付ける場合、グラスウールの端部およびジョイントを

プラスターボードで押えられないので気密を確保できません。

よって、その部分は気密テープを張るなり何らかの手立てが要るのですが、

この作業は悲惨でした。テープめちゃくちゃ要るし時間もかなりかかります。

キチンと充填、気密を確保するには

やはり裸のグラスウール+別張り防湿・気密シート、が

施工性も良いし性能を発揮できる、と身をもって感じました。


まだ断熱材しか入れていませんが長くなってしまうので今日はここまで。

またよろしくお願いします!

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