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「ルーベンス展(バロックの誕生)」、東京の国立西洋美術館へ

和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、

山下木造建築店です。


東京の国立西洋美術館で開催中の「ルーベンス展(バロックの誕生)」へ

行ってきました。

上野で同時期にフェルメール、ゴッホの展覧会も行われてますが、

このルーベンス展はここでしか行われないので迷うことなくこちらへ。


看板に「王の画家にして、画家の王」。興奮します。


ルーベンスのことは、西洋画ビギナー向けの画家を紹介する本で知りました。

凄まじい画力と才能、古典的知識を持ちながら温厚で控えめ、誰からも愛され、

また7か国語を駆使し外交官として和平に尽力、ナイトの称号を得た、

痛風で苦しんだが基本的に健康、

などなど、有名画家といえば人を殺したり、風呂に入らなかったり、

たくさんの女性にちょっかい出したり、一癖二癖あるのが当たり前、という中、

珍しい人だな、ということで、まずそのキャラクターに興味を持ち始めました。

2人の奥様を愛し(最初の奥様は若くして亡くなられました)、

自身の家族の幸せにも恵まれたそうです。

そういった性格や環境が、ルーベンスの解釈で描く絵に、

他の画家とは一線を画す愛情を感じさせる、らしいです。


アニメ「フランダースの犬」の主人公ネロがずっと見たいけど叶わず、

天に召される直前にとうとう見ることが出来た絵がまさにルーベンスの2枚の絵、

「キリスト昇架」と「キリスト降架」。

日本で大人気のアニメのはずですが、

ルーベンス自身は日本では人気が無いのだそうです。


( 以下、購入したポストカードを撮影しています。)

大きな絵で迫力ありました。

十字架の上で教えを説き続けながら殉教するのは聖アンデレ。

X字型の十字架に架けられている人=聖アンデレと決まっているんですって。


誰を描いているのかわからなくても、傍らに香油坪があるので

マグダラのマリアだとわかるらしいです。

こういうのをたくさん覚えられたら絵画鑑賞もより面白く、

正しい見方ができるようになるんやろなぁ。


まさか大人になって首を切断されるとは。洗礼者ヨハネ。とイエス。


ルーベンスの娘さんの肖像画。

父親を真っすぐ見つめる目に家族の幸せが感じられます。


と、優しい絵がありつつも基本的に重いテーマを描いた絵が多く、

ヘロヘロになりながらこのあと常設展に向かいます。

さすがル・コルビュジエの建築ということで世界遺産に登録された国立西洋美術館、

音声ガイドが「建築説明版」と「絵画説明版」の2種類選べ、私は建築版を。

本当に疲れていて建築も絵画もあまり記憶にございません。


そんな中、ハッキリ覚えているのは、

この日初めて存在を知ったハマスホイのこの1枚。

癒されます。

この雰囲気は何か仕事に活かされるのでは、と思うのですが

それが何なのかはまったく気づけていません。


以上、満喫しすぎて本当に疲れましたが、

この後横浜アリーナへ移動し、Hi-STANDARDを見てきました。

丸々1日何も仕事せず遊ぶ、ってなかなか無いです。

まあたまには良しと、ということで。


今日はここまで。

またよろしくお願いします!

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