和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
兵庫県たつの市の木造住宅新築工事、障子紙が張られました。
この写真の正面は2枚の引違い障子(ここの場合正しくは2枚引き込み。
左側の壁に2枚とも引き込んで収納することが出来ます。)が
入っているのですが、まるで1枚の大きな障子のように見えます。
普通の障子は外枠は太く、中の桟は細く作るのですが、
こちらは外枠も中の桟もすべて同じ大きさの木枠なので
正面から見るとどこが障子の外枠か判断できず、
2枚が重なっているとは思えない見た目になっています。
建築家の吉村順三さんが考案した「吉村障子」というものらしいです。
視点を変えると2枚が重なっているのがわかります。
障子がきれいに直角に交わります。
ちなみに直行する右側の障子も壁に引き込んで収納できるので、
全部の障子を引き込むことが出来るようになってます。
夜になるとボンヤリと光が漏れていい感じ。
これでとうとうすべての工事が完了しました!
長い工事になりましたが、大きな問題もなく
無事終えることができました。
お施主様ご家族、設計士さん、
たつの市を始め、相生市や姫路市など周辺の職人さんたちの
おかげです。ありがとうございました!
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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