和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
柿渋。シブガキの搾り汁を発酵・熟成した赤茶色の液体。
独特の匂いがします。
天然成分100%で、かつては住宅の外壁などの木部に耐水・防腐効果を
持たせるためにも使われていたようですが、現在では効果の上回る他の塗料に
取って代わられています。
この柿渋、とっても興味深い特徴がありまして、
塗った直後より日数が経つことにより色が濃くなってくる。
また、日光に当てる事でさらに発色する。らしい。
試してみたくなったのでやってみました。

↑ 商品と塗装前の木。ヒノキです。

一回塗った直後。うっすら桜色。きれいです。

かなり濃い茶色にしたかったので6回塗って日光にもガンガン当てました。

せっかくなので倉庫に余っていたほぼ節の無いヒノキ材を集めて
事務所の椅子にしました。
年月が経つにつれ、どんな風に色づいていくのか楽しみです。
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