和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
基礎工事が完了しましたので、これから上棟までの間に
事前に準備しておかないといけないこと、
先に済ませておけば奇麗にできたり、楽にできることを進めていきます。
これは「Jパネル」というもので、無垢の杉板をつなぎ合わせた板を
3層互い違いに張り合わせて強度を持たせたもの。
このおうちには化粧野地板として使用し、
リビングダイニングの天井と、屋外の軒裏の仕上げ材としてなります。
1枚1枚選別し、目立つ部分にはきれいな柄の物を見せるように。
軒裏は屋外なので、オスモカラーの外装用クリアーで保護。
国産材(三重県熊野産)の構造材の第一便が到着。
桧(ヒノキ)の土台120mm角です。
土台を設置する前にシロアリ予防・木材不朽予防剤を塗布。
今回は基礎断熱工法を採用するので、一般的な薬品の防蟻・防腐剤を使用できないため、
ホウ酸を主原料としたエコボロンPROを。
余談ですが、シロアリってゴキブリの仲間らしいです。
ホウ酸が効くというのも何となく納得。
基礎と土台の間には気密材 天端リスト。
シート付のゴムパッキンのような材料を基礎と土台で挟み込んで気密確保。
一切の隙間も許さない、という思いで施工に臨みます。
ドンドン土台を繋げていきます。面積が大きいので大変!
これは化粧垂木。
先ほどのJパネルの化粧野地板同様、リビングダイニングの天井と軒の裏に
仕上げとして見せる垂木です。
面戸板を差し込む溝を加工し、屋外に跳ね出す部分はオスモカラー外装用クリアを塗装。
これらの材木も完成したおうちを想像し、
どこの部分により奇麗なものを見せるか配置を検討し加工していきます。
こんな感じで上棟前に準備完了。
他にも先に済ませておいたほうが楽で奇麗にできることは可能な限り準備しておきます。
作業場所や保管場所、上棟までの日にちが無ければできないこともあるので、
その辺は臨機応変で。
さあ、いよいよ上棟です!
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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