和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
岐阜県羽島市にある、坂倉準三建築研究所が設計を手掛けられた
旧羽島市庁舎へ見学に行ってきました。
すでに市役所機能は向かいに建てられたきれいな新庁舎にすでに移転済み。
旧庁舎のほうは今後の使用の目途も立たず、解体される可能性があるようです。
正面の全貌。オレンジのタイルのイメージがありましたが、
意外とタイル部分は限定的なんやな、と気づく。良いバランスです。
南側のこのスロープを上がって左手にメインの入口。
反対の北側には東西からも上がって来られるようスロープが設けられています。
羽島市は1町9村が合併してできた市であることから、
「あらゆる方向から庁舎にアプローチできるように」、
「どの面も正面に見えるように」設計されたとか。
残念ながらすでにこれ以上近づくことはできませんでした。
色褪せたと思われる薄いピンクの天井。竣工当時はどんな色だったんやろか。
東には高さ30mの望楼。
こちらのスロープからは建物内に入らなくても3階まで上がれます。
今でこそ周囲は建物だらけですが、
竣工当時は周囲はハス池や田んぼだったらしく、
スロープをゆっくり歩きながら景色を楽しめたのかも。
階段の裏面に水面の光がキラキラ揺れる。
奥に銅板っぽい看板発見。おしゃれな書体。
隙間から階段。
望楼。ドーンと圧巻。
表面に写る型枠の跡が面白い。作るの大変だろうな。
犬走(?)の先端のコンクリートが薄くて軽さを演出。
長々とウロウロしてジロジロ見ては写真撮りまくり。
この後、羽島市民会館、岐阜市民会館と、
坂倉建築巡礼は続きます。
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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