和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
和歌山市の木造住宅新築工事、大屋根下地工事の様子です。

化粧として張った構造用合板の上から垂木を並べます。

その垂木間に断熱材をはめ込んでいきます。厚みが90mmあります。

断熱材の上から透湿防水シート「タイベックハウスラップ」を全面敷き込み。
雨水は通さず、屋内からの湿気は外へ逃がすという、ありがたい性質を持っています。

それから再度垂木。これは通気のための垂木でもあり、
この厚みの間を空気が動き、湿気は棟から排出されるようにします。
通気層を電気の線が通っているのが見えます。
今回のように天井の野地板をそのまま化粧とする場合、
天井照明やシーリングファンなどの電線は後から配線すると
線を隠すことが出来ず丸見えになってしまいます。
ですので、屋根下地工事の最中にジャストなタイミングで
電気屋さんに来てもらい、配線を済ませてもらいます。

そして2層目の構造用合板の野地板。
棟部分は隙間を空けておき、ここから湿気を逃がします。

防水紙、改質アスファルトルーフィング。
裏に糊が付いていて野地板に張り付くものを使いました。

全面に施工完了です。
これでひとまず屋根からの雨漏りは心配なくなりました。
しかし、下屋がたくさんあるのでまだまだ屋根仕舞は終わりません。
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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