和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
大工が一般的に担当する外部工事は概ね完了しましたので、
今回の工事のハイライトの一つである外部木製建具枠の造作工事に移ります。
なんですが、必死で作っていたためか写真が少ない・・・。
ほぼほぼ出来上がった形の写真となってしまいました。
まずはリビングからミカン畑を見下ろす窓です。
大きく分けて3マス空いてます。
右の2マスは巾1,820mmのガラス引き戸が2枚、
左1マスは巾1,820mmのFIXガラス窓が入ります。
今開いて見えている部分が全部ガラスになるので眺望を遮りません。
屋内側は3枚の障子を設置できるよう鴨居に3本溝掘ってます。
それぞれの障子が定位置でピッタリ止まるよう、
正しい位置で溝を止めてます。
外から見るとこうなっています。よくわからない写真ですね。
造った本人なので何がどうなっているのかわかりますが・・・。
以前、別の大工さんがされていたのを真似して、
敷居はショーワボルト(ハンガーボルト)で引きます。
こんな感じで。やってみたら分かるのですが、敷居は全く下がりません。
大きくて重いガラス戸が2枚と網戸が2枚載るので、
ガッチリ止めておきたいところです。
敷居は雨水を外側に流すよう勾配をつけていて、のちに鈑金をかぶせます。
続いて玄関開き戸の枠。桧(ヒノキ)で造りました。
いい加減に造ると後で建具屋さんがやりづらくなるので丁寧に。
玄関ホール。ここからもウッドデッキに出られるよう、ガラス戸が付きます。
これで外部の造作木製建具枠3ヵ所が完了。
あと2か所は板張りの収納扉。そちらはまたのちほど施工します。
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
Comments