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和歌山県紀美野町の家、上棟。

和歌山で国産木材と、土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、

山下木造建築店です。


後天性雨男(自覚し始めたのが20台前半だったので)の本領発揮!

2度の台風を含む悪天候により、まさかの3度の延期を経て

11月初旬に和歌山県紀美野町で棟が上がりました。


当日までに土台設置しておきます。土台・大引はヒノキ。

中央付近に19.5センチ角の柱を基礎まで落とし込む計画です。


晴れて棟上げ開始。

構造材から下地材まですべて国産の材木(主に杉、ヒノキ)。

こちらの家では三重県熊野産の材木を使っています。


この日のハイライト、19.5センチ大黒風の柱。こちらもヒノキです。


もしかして自重だけで落ちてくれるのでは?という考えは甘く、

良い感じで固く加工してくれていたので結構苦労しました。


基礎まで落とし込み完了。


梁もドンドン組んでいきます。

柱、梁を見せる家になるのですが、

本来見せるグレードではない材木を使用。

「見える部分はすべて濃色で塗装するし」、というご意向です。

お施主様にしっかりご理解いただけていれば

こういう試みもあってよいと考えています。


とはいえ、見せることを意識して構造を組んでいます。

結果、必然的にドンドン梁せいが大きくなり、

見た目にやりすぎ(?)感のある構造になりました・・・。

2階床までの梁組み完了。

梁に直に照明器具を取り付ける部分があるので

わざわざ電気屋さんも来てくれて先行配線。


7本の通し柱が伸びています。


2階の柱を立て、


無事、棟が上がりました。


正面。


この写真は11月2日のもの。現在、工事はもっと進んでいて

まもなく和瓦を葺き始めるところです。

また順を追ってご紹介したい思っていますので、

今後ともよろしくお願い致します。

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