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この旅最後の坂倉準三建築、三重県は伊賀市旧庁舎へ。

和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、

山下木造建築店です。


岐阜、愛知と経て、帰る途中にさらに坂倉準三を楽しむべく、

三重県伊賀市旧庁舎へ立ち寄りました。


東側にあたる正面。


「ようこそ!忍者市へ!!」の看板が非常に残念。

まあでも市役所やからそうなってしまうかな。

南北に長い建物なので、かなり引いて広角で撮ってやっと全貌が納まるくらい。


印象的な煙突が飛び出してます。


道路側になる南面。


裏。西面。



何か飛び出してるけど何コレ!




こちらも紅葉がきれいでした。


スチールサッシの連続窓。


木の板の跡をハッキリ写したコンクリート。


板をしっかり面取りしてあったのか、

板同士の間のコンクリートがかなり盛り上がっています。


メインエントランス。


まるで木造のような梁組。

コンクリート造なので、こんなにたくさん梁は要らないと思うのですが

意匠的でしょうかね。



地下への階段。


「定礎」、とは書いてない。


オシャレであれば文字など見づらくてもいいのだ!

という強烈な意志を感じずにはいられません。



隣にある小学校の体育館。これも坂倉建築。


さらに、北にある伊賀上野城の敷地内にあるレストハウスも坂倉さんによるもの。


軒裏。雨水もしっかり切れそうなデザインでした。


以上で岐阜、愛知、三重と続いた坂倉準三建築巡礼は終わり。


帰り道に奈良公園へ寄って、

実はさらに東大阪市の旧枚岡市庁舎へ向かったのですが、

すでに存在してなかった・・・。

現存する坂倉建築を入念に調べて出かけたつもりだったのですが。


しかし、いずれ解体されるかもしれない坂倉準三の手による建築を

たくさん堪能できました。

どれも私の仕事に何の関係があるんだ、と思うような建物ですが

写真ではなく実際に体感することで得られるものがあるのか、ないのか

わかりませんが、とにかく楽しかったです。


今日はここまで。

またよろしくお願いします!

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