和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
先週の大台ケ原に続き、今回は山頂付近北側斜面に広がる
ブナ林を目的に和泉葛城山に貝塚側から登ります。
標高、位置などの条件から、ここのブナ林は貴重だそうで、
国指定天然記念物に指定されているとのこと。
キャンプ場の駐車場から少し下った、この左手から登っていきます。
しっかりした登山道。迷うことは少なそう。
枇杷平。まだ山頂まで2,200mあるらしい。
展望デッキ。
ブナの木もあるのですが、写真で目に付くのはナラっぽい幹。
石碑。
登頂。
駐車場からほぼ頂上までずっと数匹のアブが付いて来ました。
たまに足がチクッとするので見るとアブが血を吸おうとしているのです。
こんなことは初めてだったので、また良い経験をしました。
主にタイツの黒いところを刺そうとするので、
やっぱり虫を防ぐには黒い服装はできるだけ避けたほうがよいんだ、と実感。
頂上から東に少し下るとブナ林を鑑賞できる歩道。
木製なのですが湿っていて滑るので、
普段草むらでのマムシ対策のために持っているトレッキングポールを珍しく使用。
巨大なブナの木。
ブナは「森の女王」と呼ばれるらしいですが、なかなかの巨木に育っていて圧巻です。
葉っぱは大きくなく、葉の縁(鋸歯というらしいです)が鋸状のギザギザではなく、
なんというかユラユラというかヒラヒラというか波型というか、
そんな感じで優しい形をしています。
幹に付着しているコケのような物のまだらな色もキレイです。
護摩壇山や大台ケ原にもブナはありましたが、
ここのは大きいのが多いように思いました。
どれも全貌を納めきれず、ブナの素晴らしさを伝えきれず残念でなりません。
和歌山側からはすぐ近くまで車で登れるようなので、ぜひ現地で体感してみてください。
頂上からの帰りは別のルートで降りてきたのですが、
そのルートはあまり面白くなかったかな。舗装路も多かったし。
次ここに上るときは登りも下りも同じ道を通るとします。
期待以上の壮大なブナ林を体験でき、満喫して帰って来ました。
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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