山下木造建築店です。
大阪市の国立国際美術館で開催されている、
「ウィーン・モダン(クリムト、シーレ 世紀末への道)」、
という展覧会に行ってきました。
クリムト以外は名前も知らなかった私ですが、
NHKの「日曜美術館」を見て何となく予習はして行きました。
この1枚の絵だけ撮影を許されていましたので、実物を写したものです。
以下、購入したポストカードの内から撮影しています。
最も心を動かされたのはクリムトの「パラス・アテナ」。
ウィーン分離派を立ち上げ既存の勢力に挑んでいくクリムト達の思いを、
戦いの神であり芸術、知恵の神でもあるアテナ(=ミネルヴァ」に
重ねて表現したもの。ザックリいうとこんな感じらしいです。
そういう強い思いを持って描かれた絵が、
今実際に目の前にあると思うとゾクゾクします。
人波を逆流して3回戻ってこの絵を見に行きました。
私自身アテナが好きというのもあります。
平和のために戦う姿が描かれたりすることもありますが、
彼女は産まれた時にすでに完全武装した姿だったそうです。
なんかすごいお話です。
しかしクリムトって初期のころはキレイな絵を描いてたんですね。
左右の金地に描かれた花は日本画の影響なのでしょうか?
この絵は縦に3分割されてますが、縦2本の仕切はアルミのような金属に見えました。
このアイデアは何か仕事に活かせるのではないか、という直感はありますが、
今のところ何も思いついていません。
他にも当時の建築や家具、衣服なども展示されており、
見ごたえがあってとても楽しく過ごせました。
見終わるころには外は真っ暗。
まだまだ開催期間はあるのでまた行きたいです。
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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